2026/09/16 12:17
名曲コンサート「バッハ増し!」チェロ編
山根風仁さん インタビュー !
2026年11月12日の「バッハ増し!」チェロ編にご出演いただく、チェロ奏者・山根風仁さんにお話を伺いました。山根風仁さんはバッハ・コレギウム・ジャパン等の奏者として国内外で活動するほか、オーケストラ、室内楽奏者としてもご活躍中!
今回は音楽との出会いから、日々大切にしていることまで、質問にお答えいただきました!
Q. 楽器を始めたきっかけは何ですか?
小学生の頃所属していた合唱団で、先輩のお兄さんお姉さんが演奏するヴァイオリンを見て弦楽器に憧れました。
しかし当時10歳。ヴァイオリンを始めるにはちょっと遅いかも?ということで、また、とってもいいチェロの先生に出会えたこともあり、この楽器を始めることになりました。
Q. これまでで一番影響を受けた音楽や人物は?
初めてピリオド演奏(楽曲が作られた当時の演奏スタイルを研究して実演に取り入れること)でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いたとき、その衝撃で椅子から立ち上がれなくなりました。
演奏が良かったのはもちろんなのですが、こんな体験をもっとしたいし、お客様にも届けたい!と思ったことが、今でも自分を突き動かす原動力になっています。
Q. 子どもの頃はどんな音楽を聴いていましたか?
チェロを始めるまではピアノの音楽が多かったように思います。
そのあとは色々…サンソン・フランソワのショパンをよく聴いていたり、チェリビダッケの全集を端から聴きまくっていた時期があったり。ルロイ・アンダーソンのCDも楽しくてよく聴いていました!
ポップスももちろん聴いていて、中学生の頃はマイケル・ジャクソンに熱中していました。
少し前に映画も公開されましたが、今でもこんなに世界中にファンがいて、スーパースターは本当にすごいなと思います。
Q. 音楽を続けてきてよかったと思う瞬間は?
音楽が人の心に触れたことを感じる瞬間でしょうか。
いい演奏会では、お客様と一体になる感覚があり、これは演奏していても、聴衆としてその場にいても感じます。
場の空気が高まっていく、そういった体験をするたび、音楽の、またライブ演奏の醍醐味を感じます。
Q. 逆に、やめたくなったことはありますか?その時どう乗り越えましたか?
何度も壁にぶつかってきましたが、不思議とやめたいと思った記憶はないです。
良くも悪くも退路を絶っているからかもしれませんが、音楽に救われることも多く、好きなことを続けて生きていられることは幸せだと感じます。
(もちろん子どもの時は、練習が辛くて何度も泣きました(笑) それでもやめたいとは言わなかった気が…)
Q. 演奏するうえで大切にしていることは?
私のように、特にピリオド演奏を専門にしていると、気がつけば「オベンキョウ」の面が強くなってしまいます。
もちろんそれは避けられないのですが、アーティストとしてお客様の前に立つ以上、学んだことをすべて自分の血肉に変えて、100%自分の言葉で語り、歌えるようにしたいと思っています。
Q. 日々どんな練習をしていますか?
取り組む曲によって求められることは様々ですが、共演者がいる曲は、自分のもつ音が全体の中でどういう役割で、どういう情感を引き出すためにあるのかということを常に考えます。
逆に無伴奏の曲は、全てを自分がつくるので、どこまでも自由になれる魅力を感じる一方、常に批判的に自分の音に向き合う必要があるので、段違いに難しいですし、疲れます(笑)
Q. 音づくりで意識していることは?
演奏する曲の時代に合わせて、普段は2種、ときには3種の楽器を駆使して演奏活動をしているので、楽器との対話を大切にします。
その楽器の個性と向き合いながら、一番魅力的な音を引き出したいと思っています。


